ブラス！(Brassed Off 1996年 イギリス チャンネル・フォー・フィルムズ) 監督 ： マーク・ハーマン 脚本 ： マーク・ハーマン 製作 ： スティーブ・アボット 音楽 ： トレヴァー・ジョーンズ 撮影 ： アンディ・コリンズ 演奏 ： グライムソープ・コリアリー・バンド キャスト ： ピート・ポスルスウェイト ダニー・オーモンドロイド （指揮者） ユアン・マクレガー アンディ・バーロウ （バンドの奏者） タラ・フィッツジェラルド グロリア・マリンズ （バンド唯一の女性奏者） スティーヴン・トンプソン フィル・オーモンドロイド （バンドの奏者で指揮者の息子） ジム・カーター ハリー （バンドの奏者で副指揮者） フィリップ・ジャクソン ジム （バンドの奏者）

英アカデミー賞 オリジナル脚本賞ノミネート
セザール賞 最優秀外国作品賞受賞
Official site

---閉鉱に追い込まれた炭坑夫達による伝統あるブラスパンドの存続の危機---

☆こんなに好きなのは やはり音楽映画に弱いからかも。全編に流れるブラスバンドの演奏が心地よい。「アランフェス協奏曲」「ダニー・ボーイ」「ウィリアム・テル序曲」「威風堂々」とたっぷり聴ける。 ☆音楽が 作品の悲壮感や労働者の貧しさで重くなるのを救ってくれてる感じ。ユアン・マクレガーとタラ・フィッツジェラルドの恋物語も どこか爽やか。でも何といってもピート・ポスルスウェイトの演技に魅了される。「ダニー・ボーイ」とその後の団員からのプレゼントには （このあたりの息子のフィルにも）何度見ても泣かされる。ウルウル。この父と子には涙しぼりとられちゃう。 ☆初めの方のダニーが自転車に乗ってるシーンも好き。心落ち着く田園風景や派手にカメラを動かさない腰を据えた撮り方に、ハリウッド作品にはない魅力を感じる。